こんにちは。
東京・神奈川の
リトリーブサイコセイラピー
心理セラピスト
石川あいです。
コロナウィスルの感染が拡大していますね。
わたしの知人もLiveが中止になるなど身近なところでも
影響が出てきました。
いつまでこの状況が続くか分からないという不安が大きいですよね。
不安なときほど情報に流されるのではなく、
正しい情報かどうかを選別する冷静さが必要になります。
まずはすぐ出来る感染予防は徹底して自分の身を守りましょう。
さて、今日は前回のブログに引き続きゲシュタルト療法の
フリッツ・パールズが考えた
人の心と行動の不自由さの原因を接触機能不全についてのお話です。
パールズはこの不自由さを下記の4つの型に分けました。
①無境界②投影③鵜呑み④反転
今日はこの中の「反転」ついてお話ししていこうと思います。
【反転とは】
外側に向けるべき感情を自分自身の内側に向けてしまうことです。
自分自身や自分の大切にしているものを人から傷つけられた時、
怒りを感じるのが正常であるが、
その怒りを相手にではなく自分に向けてしまうのです。
【反転だと何が問題なの?】
相手に対する怒りを自分に向けてしまうため
自分を傷つけてしまう可能性が大きいからです。
▪️リストカット
▪️自虐的な行為(唇を噛む、膝をたたく、つねるetc)
▪️過度な飲酒
▪️自殺
虐待されたり、無視されたり、ひどい扱いをされたり
本来は親に怒りを感じるところを
自分の愛する親が自分にそんな事をするのは、
親が悪いのではなく、私が悪い子だからなのだ
と自分に怒りを向けてしまったり
親に怒りをぶつけられないから、自分自身に向けてしまうなど
自分を傷つける行為に走りやすいのです。
【まとめ】
誰かに嫌なことをされて「自分が悪いからだ…」と責めたことはありませんか?
自分を責めなくていいのです。
誰かに嫌なことをされたら「嫌だった」と怒っていいのです。
だって、それが本当の気持ちだから。
相手に感じているものを自分に返さなくていいんです。
もしよく分からなければ、
あなたが「今」感じている気持ちを紙に書き出してみましょう。
怒り、悲しみ、嬉しい、楽しい
なんでも紙に書き出して、
「今」何を感じているのか気をつけて観察してみましょう。
自分の気持ちが分かるようになると、
相手へ感じているものを自分に返すことが少なくなりますよ。
どんな感情も表現していいのです。
自分の中に抑圧せずに外側へ出す練習をしてみましょう。
それでは、またお会いしましょう♪